千葉県帰性会視察

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更生保護施設の千葉県帰性会を保護司の活動の研修を兼ねて
視察してきました。
更生保護施設とは
「犯罪や非行を犯した人の中で、更生意欲があっても保護者などの引受人がなく 適当な住居がないなどのために 更生を妨げられるおそれがある人たちに 一定期間 宿泊 や 食事 を提供し、順良な社会人として自立更生できるように援助する施設」
のことです。
二階に30人宿泊できる個室があり、
浴室やトイレは共同で、
成人部屋と青少年部屋で中央で分かれていました。
昼間は学校に行ったり働いたりしている人がほとんどですが、
働きに出ていない?年配の方は、
ボーと部屋の中に座っていました。
しっかりと更生をしてくれればいいのですが、
中にはお酒を飲んだり、夜徘徊したりして、
秩序を乱す人も居るそうです。
そういう方の対応が一番大変だとの事でした。
ちなみに刑務所に戻すのに膨大な資料とともに約1000万円かかり、
刑務所で生活するのに年間300万円かかり、
保護観察処分だと年間40万円ほどで済んでしまうそうです。
そういう意味でも保護司の役割が大きくなってくるのがよく分かりました。