「下町ロケット」を読んだ感想
池井戸潤さんの直木賞を取った作品、
「下町ロケット」を読みました。
最近ドラマを見て、
原作が読みたくなったのと、
いい作品は私は原作をまず読むようにしているという
私の信条からです。
元銀行員の立場から書いた「半沢直樹」も上司や権力との見事でしたが、
この本でも、中小企業が抱える資金ショートするかもしれないという鬼気迫った
様子が短めの文章の中で、リアルに描かれています。
佃社長が当初もっていた、自分の夢のためにロケットのバルブシステムを帝国重工に売らないという気持ちがからまわりしていた状況が、
帝国重工の嫌がらせのテストによって、
反対社員の心に、会社へのプライドが燃え上がり社員一同団結していくシーンは泣けました。
会社というシーンを通して、
社会の弱い立場にある人への反骨心や挑戦する心を思い起こさせてくれ、
スカッとする結末は、
強い炭酸飲料を飲んだ後のような気持ちになります。
よい本は人生を豊かにします!
あらゆる乱読が私の趣味の一つなので、
これからもどんどん偏見なく色々なタイプの本を読んでみたいと思います。
ちなみに、今読んでいる本は、
「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」「稼ぐまちが地方を変える」「イチから学ぶプログラミング」。
学校現場で将来必須になるとも言われるプログラミングを、
(スティーブ・ジョブスも95年に言っていました)
どのように導入できるか考えたいと思います!