天皇陛下の生前退位を巡る有識者会議

天皇陛下の生前退位を巡る有識者会議の第4回会合を開催したという
ニュースがありました。

この有識者会議には私の大学ゼミの担当教授であり、
未だに交流があります笠原英彦教授が参加していますので、
注視しています。

笠原先生によると、
「退位に伴い新旧天皇が共存することで権威が二元化し、天皇の統合力が低下する懸念がある」
という話をしていました。

先生は現実的な考えをする方で、
女性天皇にも肯定的で私に熱心に「甲斐くんもそう思うだろう」と
仰っていたいたので、
公務が難しくなった天皇陛下の生前退位に肯定的なのではないかと
考えていましたので意外でした。

歴史的観点から院政や形骸化した天皇の地位も考慮しての発言だったのでしょう。
象徴としての天皇の統合力を重視するというのは、
天皇家の存続を考えての考えなのでしょうか。

私は人間天皇として長寿社会が到来している現代で、
生涯天皇は過酷な制度だと感じていますので、
笠原先生と十分お話ししたいものです。