布川事件の桜井昌司さん我孫子市議会に

我孫子市議会では、今9月議会にて、(再審法(刑事訴訟法の再審規定)」の改正(証拠全面開示)を求める意見書の提出を求める請願が出されています。

この請願では冤罪の罪で苦しまれた桜井昌司さんの最高責任者を務められた松島議員が紹介議員となり、請願がされていますが、その本人の桜井昌司さんが我孫子市議会にて、休憩時間ですが委員会にてその思いを語ってくれました。
9月は、国と県に損害賠償を求めた判決で、国が上告を断念した日だと言うことで記念すべき日だと言う事でした。
桜井さんは「警察が取った録音テープが2つあったのに、1つしか公判で提出せずに、改ざんしたテープの方は書き間違えたと言ってシラを切った検察側の態度に腹が立った」と言い、当時のことを思い出して「私の29年間、、、」と声を詰まらせていました。

冤罪というのは、本当に罪を犯していない普通の人の人生を狂わせます。

桜井さんが控室で語ってくれた事によると、「犯人も恨んでいないし、取り調べた警察官も紳士な態度であったし恨んでいない。
ただ、犯人に聞きたいのは「被害者が殺された時に作業ズボンに入っていた小豆の缶詰はどうして入っていたのか」と言う事らしいです。
自分は当時は、小悪人だったが、刑務所に入ったお陰で真っ当な人間になったと感謝していると穏やかにおっしゃっていました。

「疑わしきものは罰せず」と言う事を貫き、検察、警察、弁護側が同じ土俵で犯罪の真実を見極めるために再審法の改正を求めます。


(桜井さんと)