令和7年施政方針報告

本日、令和7年第一回我孫子市議会定例会が開催されました。
その際、星野市長から市の施政方針報告がありましたので、気になったところを抜粋して要点を載せます。

 

「本年は我孫子市制55周年を迎え、様々な取組が開催されます。

1月1日には、広報あびこにふるさと大使の塙さんとの新春対談を掲載する

とともに、千葉テレビ正月特別番組「わが街の未来予想図」で市の魅力をPR

しました。また、1月19日には、四代目・山遊亭金太郎師匠の襲名披露公演

をアビスタで開催し、満員のお客様の笑顔があふれ、55周年の幕開けにふさ

わしい1月となりました。

2月には「あびこロケーションガイド」と題し、映画やドラマのロケ地とな

った場所を掲載したロケ地マップを発行するほか、ナイツをはじめとした芸人

による「ふるさとお笑いライブ」をけやきプラザで開催します。

7月1日には、記念式典を開催します。現在、市政功労者の表彰や文化スポ

ーツ栄誉章の贈呈などの準備を進めています。

秋以降には、市民の実行委員会を中心に「白樺芸術祭」と銘打った文化・芸

術に親しむイベントを開催します。手賀沼公園やアビスタ等で、若手アーティ

ストによる作品の制作や展示を行うほか、我孫子市にお住まいの、高名な写真

家による写真展も開催する予定です。

11月には、白樺文学館で、志賀直哉展を開催します。今年は志賀直哉が大

正4年に我孫子に移住して110年の節目でもあります。今まで寄贈を受けた

志賀直哉にまつわる資料の分析を専門家に依頼し、白樺文学館で最新の学術的

成果を展示するとともに、我孫子市と志賀直哉に関する書籍を刊行します。

12月には、55周年の締めくくりとして、スカイランタンイベントを実施

します。この事業は、中央学院大学生から施策提案を受けたもので、大学と連

携して実施できるよう調整を図っていきます。

また、記念事業期間中、我孫子市に婚姻届、出生届、パートナーシップ・フ

ァミリーシップ届を提出された方に、市制施行55周年記念ロゴマーク入りク

リアファイルや、うなきちさんがプリントされたエコバッグ、我孫子産米など

の記念品を贈呈しています。

 

手賀沼公園ミニ鉄道のトンネルへ、市内在住のプロのアーティスト

に壁画を描いていただきます。

 

歳入全般にわたり新たな財源確保に努めるとともに、経常的経費の削減目標を

設定し、全庁一丸となって取り組んできました。

歳入では、市の歳入の根幹である市税収入が増加し、一般会計の予算総額は、

前年度より26億3,000万円増え、当初予算としては過去最高の493億9,000万円となりました。

なお、国民健康保険事業特別会計の歳入不足への対応として、我孫子市国民

健康保険運営協議会の承認を得て、税率を改定します。

また、4月1日から、公立保育園の給食費やあびバスの運賃について、値上

げを予定しています。

 

排水区の整備では、布佐排水区において、令和7年度からの2か年継続事業

である7工区に着手します。

柴崎排水区においては、令和6年度からの2か年継続事業である3工区の整

備を進めるとともに、令和7年度からの3か年継続事業である4工区に着手し

ます。

また、令和5年9月の大雨により多くの浸水被害を受けた我孫子4丁目地

については、令和7年度からの2か年継続事業として、浸水対策検討業務を実

施します。

 

身寄りのない高齢者等の増加に伴う課題解決のため、「定期的な見守り」、

「入院・入所時の身元保証」、「日常的な金銭管理等の生活支援」、「死後事務委任」

の4つの支援を複合的に行う、あんしん生活支援事業を、我孫子市社会福祉協議会と共に実施します。

また、就労するために複合的な課題があり、すぐに職に就くことが難しい生

活困窮者を対象に、プログラムに沿って一般就労に向けたサポートや就労機会

の提供を行う、就労準備支援事業を実施します。

 

特別養護老人ホーム入所待機者の解消を図るため、

令和4年度から整備していた、特別養護老人ホーム100床及びショートステイ20床の

「けやきの里あやめ館」が我孫子市青山に3月1日に開設

します。

 

市内介護事業所等に就業している方を対象として、令和6年度から「介護職員養成研修受講費助

成金」を創設し、受講に要した費用の一部の助成を開始しました。

1月末時点の申請件数は、介護職員初任者研修1件、介護福祉士実務者研修

13件の合計14件となります。

 

令和6年度末をもって西部福祉センターが廃止となることに伴い、 つつじ荘の利用者の増加が見込まれることから、

4月から、つつじ荘の開館時間を30分早めるとともに、入浴施設の利用時間を30分延長します。

加えて、送迎バスの運行においても、西部福祉センターを利用していた方が

つつじ荘を利用しやすくなるよう、我孫子駅方面を経由した直行便のルートを

新たに創設し、運行便数は計5便を予定しています。

 

市外医療機関での子ども医療費助成受給券の適用に向けて手続きを進めています。

域での子育て支援の充実では、令和7年度から寿保育園、湖北台保育園、

つくし野保育園の公立保育園3園において、妊産婦、子育て世帯、子どもへの

相談支援を行う利用者支援事業を開始します。

各園に専任職員を配置し、また、看護師、栄養士も対応できる体制を組み、

月曜日から金曜日の開設時間において、相談に対応します。

 

観光振興策の推進では、農産物直売所アンテナショップ跡地活用について、

令和6年12月1日から令和7年2月21日まで活用事業者の公募を行ってい

ます。今後、3月下旬に事業者決定のための選考委員会を開催します。

 

あびバスの布施ルートについては、布施地区の道路整備が概ね完了したこと

や、つくし野通りを経由する路線バスが廃止となることを踏まえ、地域の皆様

との協議を経て、6月からルートの変更を行います。また、地域の移動手段と

して利便性を向上させるため、新たに我孫子ショッピングプラザやアビコ外科

整形外科病院前にバス停を設置します。

令和6年9月から運行を開始した布佐ルート実証運行バスについては、交通

不便地域として課題となっていた布佐上町を経由するルートに10月 1 日から

変更しました。

 

市では、1月29日から2月3日にわたり、不具合が生じた場合に市民生活への影響が大きいと考えられる汚水管と雨水管等について、

緊急的に自主点検を行いました。この内、汚水管は、直径600ミリメートル以上の大口径管について、

総延長約8,500メートルの路線と216箇所のマンホールを点検し、雨水管

は、国県道やJR横断部を対象に39箇所の点検を行いました。

この結果、それぞれの施設において、マンホール及び地上部の状態に異常のないことを確認しました。

 

五本松運動広場の整備では、サッカーやラグビーを中心とした屋外競技に利

用可能なグラウンドを、設計と施工を一括発注するデザインビルド方式によっ

て整備を行います。令和7年度は、事業者を選定し、令和8年度中の竣工を目

指して事業を進めていきます。

 

シティプロモーションの推進では、昨年から開始した、市内東部エリア、J

R成田線の沿線にフォーカスした移住PRを強化します。

都心の約5,000オフィスで配布されている、働く女性向けフリーペーパー

「シティリビング東京」で、市内東部エリアに特化した住宅地の魅力を発信す

るほか、本市に移住を検討している方が、市内の物件情報に気軽にアクセスで

きるよう、国内最大級の不動産情報サイト「SUUMO」への広告の掲載を10月から

半年間に渡り実施します。

 

電子行政の推進では、特に子育て世代を対象としたオンライン申請に力を入れており、

令和6年度には、あびっ子クラブの利用許可申請、公立保育園の欠

席連絡、夏休みの子ども向け室内プール利用予約、子育て支援センターの利用

登録などの手続が、「いつでも」「どこでも」できるようになりました。

加えて、2月17日からは、市民の皆様が気付いた道路や公園、治水施設等

の損傷について、市の公式LINEから市へ通報できるシステムの運用を開始

しました。

 

令和6年9月から、生成AIシステムを導入し、全庁的に活用を進め

ています。文書の要約や作成、校正、アイデア出しなど、行政事務における活

用の幅を広げ、より効率的・効果的な行政運営を目指します。」

以上、多岐にわたる我孫子市の施政方針報告ですが、工夫してこの困難な時期を乗り切らなければならないという事ですね!!

頑張っていきます!!!