利根町布川で起きた布川事件で強盗殺人罪2問われ、再審で無罪が確定した桜井昌司さんが、直腸がんのため死去したニュースが入ってきました。
我孫子市議会にて、再審請求を簡単にすることや、取り調べの可視化などを進めれるように訴えていたのが思い出されます。
我孫子保護司会で講演会を開いてくれ、免罪を起こさない強い気持ちを訴えられていました。
涙を流して、その警察、検察の理不尽な捜査、証言の持って行き方などを嘆いていました。
その警察官個人を恨むのではなく、警察、検察組織全体に対して間違いを直して欲しいと言っていました。
犯人や取り調べた警察、検察に対しては恨みを持っていないと言っていました。
ただ、その組織が間違いを早く認めて欲しい。その為に40数年牢屋に入れられていた事が本当に残念だと言うことです。
犯人は、きっと刑務所の中であった殺人犯のように夜な夜なうなされているのだろうと、想像していました。
だから、犯人を恨まないんですと言った言葉が胸に滲みます。
その活動、人柄を悼み本当に残念です。